貨幣状湿疹の光線療法
可視総合光線療法 治療報告と症例集P113
貨幣状湿疹 93歳 男性
90歳ごろから、左右の上下肢に湿疹が現れ始めた。
受診した皮膚科では、貨幣状湿疹と診断された。
皮膚科の処方薬はほとんど効果がなく、また内服薬は服用すると不快なため中止した。
93歳のとき、娘の友人から紹介されて、光線研究所附属診療所を受診した。
光線治療
治療用カーボンは3001-3002番を使用し、両足裏部・両足首部・腓腹筋部・両膝部・両大腿部前面・左右上肢を各10分間、左右咽喉部を各5分間照射。
治療の経過
光線研究所附属診療所への通院治療と自宅治療を並行して行った。
上肢の湿疹は治療2ヵ月後から改善してきた。
治療1年で右上肢の湿疹は完治し、左上肢、下肢の湿疹は1年3ヵ月で完治した。
97歳の現在も光線治療により大変元気で、ライフワークである絵を描く仕事は続けている。