放射線治療10回を無事に終了して翌日からたんぽぽに全身光線を受けに来院されて80歳男性の方。
放射線治療5~6回目あたりで痛みが強く出たり、気分が悪く食欲不振があったそうですが、何とか10回の放射線治療を終えました。
食事が取れない時があって体重は少し落ちたけど、放射線治療10回目あたりからは食事が少しずつ取れるようになったようです。
思ったよりも元気で顔色も良くて安心しました。
放射線治療そのものは2分間程度で終わるんだけど、何だかだるさ感があったり、気力が湧いてこなかったと報告をしてくれました。
癌治療後のコウケントー光線治療はどういうふうに当てましょうか。
たんぽぽでは、まず体調を整えることを考えて基本照射を徹底します。しばらくの間は、患部の光線照射はあとにします。
癌治療後ですので、優しくポカポカな感じの光線照射にします。
治療用カーボンは優しい3001-5000番を使って、両足裏部・両足首部・両膝部・ふくらはぎ部・腹部・腰部・後頭部または左右咽喉部です。癌治療後ですから各5分~10分で十分です。全体で30分~40分弱。
放射線治療では、放射線性皮膚炎や放射線性腸炎などを起こすこともありますが、コウケントー光線治療で対応できます。
放射線性皮膚炎は3001-3002番・ひどい潰瘍の様であれば3001-4008番などを使用します。
放射線性腸炎は3001-5000番・3002-5000番などを使用します。
患者さんの全身状態を見ながら段階的に治療用カーボンを3001-4008番➡1000-5000番➡1000-4008番などに変更していきます。