モートン病、反回神経麻痺、抗ガン剤治療中のコウケントー光線治療痛み・めまい・疲れが出やすくなるときの当て方。
モートン病で両足裏部に光線照射をしたら痛みが強くなった。
反回神経麻痺で左右咽喉部に光線照射をしたらめまいや疲れがひどく出た。
抗ガン剤治療中に光線照射をしたらぐったりして寝込んでしまった。
たんぽぽの患者さんがご自宅で光線治療を行っているときに反応が出た症例の一部です。
「基本照射と患部照射」は光線治療のテッパンですが、中にはそれを行うと反応が強く出てしまう方もいます。
実際に患者さんとお話しをして、どういう当て方(集光器の有無)、カーボンの組み合わせ、照射時間など聞いて、その方の体力、全身状態、病気の具合などに合わせてその都度適切なアドバイスをしています。
モートン病の方は、両足裏部は当てずに、両足首部や両膝部やふくらはぎ部を中心の照射方法に変更。治療数ヵ月後には歩行時に痛みは少しずつ軽減してます。
反回神経麻痺の方は、左右咽喉部や後頭部などは当てずに、両足裏部・両足首部・両膝部・腰部・肩甲骨間部・頸椎下部の光線照射にしてからめまいや疲労感はなく、気持ちよく光線治療を行っています。
抗ガン剤治療中の方は、照射距離が近すぎているのと、当てる時間が体力に見合っていなかったので反応が出ていることが分かりました。
基本照射を両足裏部は10分、その他の部位は5分、患部(抗ガン剤治療の部位)は10分とし、治療用カーボンは刺激の少ないものを選んで照射。
照射距離は30cm。集光器を使わない部位でも1号集光器を使って当てるように指示したところ、反応は出なくなり、疲労感もなく、気持ちいい光線が出来ています。
良かれと思って当てていることが、逆に身体に負担がかかってしまい、想定範囲外の反応を引き起こすこともあります。