光線研究 第491号
カチカチな筋肉や関節、身体の歪みに対する
光線療法の作用
1筋肉や関節が硬くなっている(拘縮)部位に対する光線照射は、温熱・光化学の両作用により筋肉の緊張を緩和させて患部の血液・リンパ液の流れを良くします。
筋肉内の血行改善は酸素の供給量を増やし、疼痛閾値を上昇(鎮痛)させます。その結果、筋肉や結合組織の柔軟性が回復し、筋肉・関節の動きがよくなることになります。
2筋力が低下している部位に対する光線照射は、温熱作用による血行改善によって新陳代謝、熱産生を促し筋力の回復をはかります。
同時に光化学作用によるビタミンD産生、カルシウム代謝調節作用によって筋力の回復を促します。さらに、これらの作用は、筋力をつける運動を効果的にするので、筋肉・関節の動きが円滑になります。
3光線療法は患部だけでなく全身を照射することを基本としていますので、患部に悪影響を及ぼしている他の筋肉・関節の異常や動きも改善することにより患部への負担を減らします。
4以上のような光線照射の有益な作用・効果によって、筋肉の柔軟性、関節の安定性がもたらされる結果、からだの歪みが調節されて下肢にかかるアンバランスな負担を是正します。
日常生活の注意として、偏った動作・姿勢を長時間続けないようにすることが必要です。
●治療用カーボン
3001-4008番、または1000-3001番。
筋肉の緊張が強い時は、3002-5000番、3002-4008番、1000-4002番などを使用することもあります。
●光線照射部位
両足裏部・両膝部・腰部などの基本の間接照射部位。
筋肉の緊張が強い部位、または筋力の低下している部位。
関節の動きの悪い部位。
●光線照射時間
各5~10分間照射。特に筋肉の緊張が強い部位や関節の動きが悪い部位は各10~20分間と長めに照射します。
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