お問い合わせの乳ガン手術後ケア、内痔核、感染症の光線療法

たんぽぽのくさかべです。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今日もお問い合わせの内容が参考になれば幸いです。
⑴乳ガン術後のコウケントー光線療法の仕方を教えてください。
お話しを聞いていて、両足裏部に当てただけでも体がだるくなるようです。
手術後(左乳房全摘手術とリンパ廓清)に、薬物療法4クールと放射線治療25回を終えられたとのことです。
これだけの治療を受けられれば、当然体力を消耗してしまいます。
その状態で、光線照射を行うとき、体内の血流が悪く、冷えが強く、熱と光のエネルギーを取り入れる余裕がないので、だるさ感や倦怠感が出ます。
まずは、両足裏部を10分間、2回/日行いましょう。それだけで十分です。
だるさ感が無くなってきたら、両膝部を追加照射、10分間。1回/日。
また、慣れてくれば腹部5分間、腰部10分間の追加照射。1回/日。
最終的には、後頭部5分間の照射までいきたいところです。
治療用カーボンは、体重が40kg未満であれば、まずは5000-3001番で慣れてください。
その後、基本照射が出来るまでに回復してきたなら、3001-4008番に変更です。
体力が比較的あれば、最初から3001-4008番で大丈夫です。
今は、無理に1000番を使用する必要はありませんし、患部に照射しなくても構いません。
⑵内痔核のお悩み。
痛みが強く、歩行時や就寝中も痛みがあります。
また、よく出血します。
自宅にコウケントー治療器があり、基本照射(両足裏部・両膝部・腹部・腰部・後頭部)各10分間照射後に、患部(肛門部)に2号集光器で10分間照射。
なかなか内痔核が治まりません。
光線照射方法を教えてください。
とても上手に当てていると思います。
光線照射は、慣れてくれば適宜延長しても構いませんから、患部(肛門部)は3号集光器(ガラス管)を肛門部に押し当てて照射しても大丈夫ですよ。
肛門部の照射時間は、30~60分間の幅を持たせて、様子を見ながら照射時間を決めてください。
⑶感染症の光線照射について。
微熱が続き、病院を受診したら、感染症(病名を言われせんでした)でした。
抗生物質を1週間分処方されました。
今は、しっかりとお薬を飲んで、一日も早く治しましょうね。
光線療法は、その後で行うようにしましょう。
ただし、お薬を服用中に、よく口内炎や下痢をされる方がいます。
そんなときは、口の中(3号集光器使用)や下腹部(1号集光器使用)に光線を当てるといいですよ。
回復されましたら、両足裏部・両膝部・腹部・腰部・左右咽喉部などに各5~10分間照射。
治療用カーボンは、3000-5000番または、3001-5000番を使用します。
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