A・Kさん36歳女性、I・Cさん47歳女性他、乳癌の全摘手術はせず放射線治療やホルモン療法のみで経過観察中のコウケントー光線治療
検診で乳癌を発見できたけれども、どうしても乳房の切除は避けたくて放射線治療のみ、またはホルモン療法で生理を止めて様子を見る方もいます。
その方たちのコウケントー光線治療を行っていますが、当て方やカーボンの組み合わせを紹介したいと思います。
当て方ですが、やはり全身光線である基本照射を軸にします。
両足裏部・両足首部・両膝部・ふくらはぎ部・腹部・腰部・背正中部・後頭部または左右咽喉部は基本です。
患部照射として、両脇部・両乳房部を照射します。
乳癌ケアは、患側だけでなく、健側にも必ず光線照射を行ってください。
また転移しやすい骨・肝臓・肺・脳への照射は、基本照射の際に照射されていますので、個別に当てる必要はないと思います。
癌ケアの光線治療は、身体がポカポカになる程度(人によって汗が薄っすらと出る程度)が望ましいです。
治療用カーボンは1000-5000番、1000-4008番、1000-6001番などを使用します。