舌ガン放射線治療による唾液腺障害・味覚障害

光線研究 第602号
70歳 男性
◆症状の経過
60歳頃、舌に白板症の指摘があり経過を見ていた。
3年後、増大しガン化した。舌全摘を勧められたが断り、放射線治療と抗がん剤治療を受けた。
ガンは消滅したが、放射線の副作用で唾液が出なくなり、味覚がなくなった。
ほほの内側の炎症も取れず、たいへん困っていた。その頃友人に光線治療を勧められ、初めて光線治療を行ったところ、唾液が少し出たので驚き、光線研究所附属診療所を受診して治療指導を受けた。
◆治療の経過
自宅で1日2回の光線治療を開始。唾液の回復は鈍かったが、光線治療3ヵ月目頃から味覚の回復がみられてきた。
その後も根気よく光線治療を続けた。
現在放射線治療後8年になるが、病院では『唾液と味覚は回復することはない』と言われていたが、唾液は健常時の半分くらいまで回復し、味覚障害もかなり回復している。飲食店での調理も続けている。
◆光線治療
治療用カーボンは、3001-4008番を使用。
照射部位は両足裏部10分間、両膝部・腹部・腰部・後頭部・左右咽喉部各5分間、口中部10分間照射。
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