非結核性抗酸菌症に可視総合光線療法
光線研究 第594号
可視総合光線療法(光線療法の光、熱エネルギーと感染防御)
・紫外線によるビタミンD産生は白血球、T細胞など自然免疫、獲得免疫、双方の免疫の働きをよくする作用があります。
ビタミンD による抗菌ペプチドの産生促進も加わり免疫力を活発にし細菌やウイルスの活動を抑制します(殺菌作用)。
・可視線中の青色光、赤色光には殺菌作用があります。
・近赤外線には抗炎症作用があります。
可視総合光線療法はこれらの総合作用により感染治療や予防に有益と考えられます。
治療用カーボン
3000-5000番、5002-5002番、1000-5002番など使用。
呼吸器疾患患者では鼻炎、副鼻腔炎など鼻が悪い人が多いので、この場合は3001-5000番を使用し鼻部(2号集光器使用)を5~10分間照射。
照射部位・照射時間
両足裏部・両膝部・腹部・腰部を各5~10分間照射、肩甲骨間部・左右咽喉部を各5~10分間照射。
これらの部位を病態、症状に合わせて照射。
足腰が冷える場合や喀痰の排出促進には両足裏部や肩甲骨間部は15~20分間と長めに照射。
【注意】
肺結核症、非結核性肺抗酸菌症は病院での診察、治療が必要で、特に肺結核症は他人への感染源になるので医師の指示に従うこと。
気管支拡張症は症状がなくても定期的検査を受けることが必要。