光線療法の世界では、どの症状にはどのカーボンが合うというのが分かりやすく「可視総合光線療法 理論と治験」に書かれています。非常に参考になります。
実際の臨床現場では、患者様によって同じ症状であってもカーボンの選択が違うこともよくあります。
呼吸器系は3000-5000番が一般的でも3001-5000番の方がしっくりくる場合もあるし、痛みは3001-5000番が一般的でも3000-5000番の方がしっくりくる方もみえます。
癌ケアにおいても、1000-4008番が一般的ですが、1000-5000番・1000-3000番・1000-3001番などの方が光と熱がスーッと体内の入り込んでくる感じがして気持ちが良いと言われる方もみえます。
コウケントー光線治療を続けていて、なかなか思うような効果を実感出来ない場合は、次の3パターンをご自身の身体に当ててみて一番気持ち良いと感じたカーボンを選んでみてください。
①3000-5000番(または5002-5002番)
②3001-5000番(または3001-4008番)
③3002-5000番(または3002-4008番)
次に癌ケアのカーボンも1000-4008番にこだわらずに色々と試してみてください。
①1000-5000番
②1000-3000番(または1000-5002番)
③1000-3001番
④1000-3002番
⑤1000-6000番(または1000-6001番)
※ただし、コウケントー光線治療は、年齢・性別・体型・全身状態・病院治療中または治療後などの様々な要因によって熱と光の作用が効きやすい、効きにくいとあります。
特に年齢による熱と光の作用の違いは大きいです。これは年齢によって皮膚の活性度と健康状態は違う為、熱と光の作用がどのくらいの期間で効いてくるかは皮膚次第なんです。
なので、まずは一般的なカーボンを選んで、症状の緩和と共に皮膚の活性も図ると、半年後、1年後にはカーボンを変えなくても光線の効果が高まってくることも多くあります。