たんぽぽ光線にお越しになる患者さん(80代男性、67歳女性、60歳女性、44歳女性他)から胃カメラを受けたら、「先生から12時間以上も経っているのに胃の中に内容物が残っていますね。」と言われたそうです。
全員、胃そのものは異常はなかったようですが、症状としてはお腹が重だるい、スッキリしない、膨満感がある、食欲が湧かないなどがあるとのこと。
こういうのを機能性ディスペプシアとか、ガットフレイル(胃腸の虚弱)とか言うんですね。
異常はないけれども、症状があって不快感があるものはコウケントー光線治療の得意とする分野です。
上記の患者さんにたんぽぽ光線を当てると、胃腸の働きが良くなって症状の軽減が見られます。
照射部位は基本照射を中心に当てます。両足裏部・両膝部・腹部・腰部・背正中部・後頭部又は左右咽喉部。
コウケントーカーボンは、3001-5000番・3001-4008番・3002-5000番などをミックスして当てます。
照射時間は30分~45分。(←体力、全身状態、栄養状態などを考慮して時間を決めます。)
機能性ディスペプシアやガットフレイルの場合は、腹部の光線照射は5分位から始めて様子を見ながら徐々に延長照射した方がいいでしょう。
(腹部の光線照射はとっても気持ちいいですが、胃腸が弱っている時に長く光線照射を行うとムカムカする場合があるからです。)
たんぽぽでは体調が良くなるまでは出来るだけ毎週光線に来てもらうようにしています。
胃腸の働きが悪いと、肝臓や膵臓にまで影響を与える場合もあります。(胃腸が消化液を処理できない為。)
また内容物がいつまでも胃の中に滞留していると逆流性食道炎の原因にもなりますので、コウケントー光線治療をしっかりと行い、胃腸を活性化させて余計な病気を作らないようにしましょう。