前回のブログでビタミンDの効用について書きましたが、ではコウケントー光線治療で出来るビタミンDはどのくらいなのでしょうか。
4台30分の光線照射で、照射部位は両足裏部・腹部・腰部・後頭部を当てた場合、約1000IU(25㎍)~2000IU(50㎍)出来ると言われています。
1日の必要量を十分に補充できます。
でもここで疑問です。毎日光線照射を行っていると、許容量を超えてしまい逆に体に悪影響を及ぼすことはないんですか?
コウケントー光線治療や日光浴で出来たビタミンDは決して過剰になることはありません。しかし、サプリメントに関しては過剰は肝障害などを引き起こしますので、用量を守って服用してください。
※日光浴でもコウケントー光線治療でも、ビタミンDの産生は個人差があります。性別・年齢だけでなく、生活習慣、肥満、皮膚の状態、栄養状態などによってビタミンDの出来る量は変わります。
ここでは参考に年齢だけで見た時の4台30分光線照射で出来るビタミンD産生割合を書いておきます。
10代~20代 約100%
30代 約90%
40代 約80%
50代 約70%
60代 約60%
70代 約50%
80代 約40%
90代 約30%
※効果が出にくくなってくる50代以降は、出来るだけ良く当てるといいでしょう。
※両足裏部だけを毎日1時間当てる患者さんも見えます。それでも効果はあります。