ご自宅でコウケントー光線治療をしている時に、皮膚が赤くなった、お顔がヒリヒリしたなどのご相談がよくありまして、一体どのくらいの距離で当てるのがいいのでしょうか。
光線照射距離についてお話をする前に、皮膚ってどのくらいの厚さでしょうか。
表面の角質層の厚さは、0.02㎜くらいです。この0.02㎜に角質層が約20層くらい積み重なっています。
でもこれは、皮膚の部位によって層の数は大きく違います。
最も多く角質層がある部位は、かかとです。約100層と考えてください。
次は手のひらです。約50層。
次は背中や腕や足は約20層。
次はお腹は約15層。
次はお顔や頭皮は約10層。
最も少ない角質層は、まぶたや陰部で約5層。
これを基にして考えると、
両足裏部は10cm~15cmの照射距離。
両足首部・両膝部・ふくらはぎ部・腕全般は20cmの照射距離。
背中側全般(後頭部・背正中部・腰部・臀部)は1号集光器を使って20cm~30cmの照射距離。
お腹は集光器なしで30cmの照射距離。
陰部は2号集光器を使って15cm~20cmの照射距離。
実際に当ててみて、優しい温かみを感じるくらいが丁度いいですよ。熱く感じるのを我慢して当てると皮膚トラブルを起こすのと、光線効果が半減以下になってしまいます。
最後に、カーボンはどの組み合わせを体に当てても良いですが、お顔だけは3001-3002番、3001-5000番、3001-4008番、3002-5000番を中心に使ってください。