数年前に出来た貨幣状湿疹は当時はとっても強い痒みで夜も眠れないほどだったそうです。
お薬を服用して、塗り薬を塗って、痒みは起こらなくなったけど、湿疹の痕は残ったままですが、ご本人は気休めに薬を続けていると言われました。
年齢的に膝関節部が痛くなり病院で診てもらったら、骨や軟骨に異常はなく湿布薬を処方された程度で、筋肉を鍛えなさいとリハビリに通うように言われました。
今回のコウケントー光線の目的は、長年に渡って趣味で踊りをしているので、これ以上に膝部が悪化しないようにして、いつまでも踊りを続けていきたいのと、可能であれば貨幣状湿疹の痕もきれいに出来ないでしょうかというご相談です。
膝部の痛みと膝部周りの貨幣状湿疹の痕を同時に施術することは、そう難しいことではありません。
２つのお悩みを、しかも同じところに起こっている場合は、どちらを優先に光線照射するかを決めます。
今回の場合は、貨幣状湿疹の一番やっかいな痒みは治まっていて瘢痕をきれいにしたいだけ。膝痛はこれから先は変形性膝関節症になる可能性があり、日常生活に支障をきたす恐れがありますから、膝痛に焦点を当てて光線治療を行っていきます。
痛みの治療は3001-5000番(または3001-4008番)を使用します。
照射部位は、両足裏部・両膝部・両膝裏側・腰部・背正中部の5か所です。
※両膝裏面だけは、3000-5000番を使用。なぜなら骨・軟骨を強化して、変形性膝関節症のなりにくい膝にする 為です。
照射時間は、40分間です。
コウケントー光線治療後は、膝周りを中心に全身の筋肉を優しくほぐします。
週1回の通院治療を続けていきましょうと提案して、ご本人も光線治療でとても膝が軽くなり、是非ともお願いされました。
※3001-5000番や3001-4008番は痛みだけでなく、皮膚疾患の瘢痕や潰瘍に使われるカーボンです。