朝がスッキリと起きられない、日中眠気に襲われる、寝付けない、週末に寝溜めするなどたんぽぽの患者さんの中には、結構な数の夜型の方が見えます。
起立性調節障害の方も数名います。睡眠時無呼吸症候群もいます。
睡眠障害は軽度の方から重度の方まで様々な患者さんが見えますが、病院治療と併用してコウケントー光線治療を受けに見えます。
たんぽぽでは、睡眠障害のコウケントー光線治療をすべて午前中(9時~12時)に終わらせています。
これは生体リズムを整えるためで、午後や夕方に光線照射を行ってしまうと夜型になってしまうためです。
若い人の起立性調節障害は、なかなか午前中に親御さんが子どもを連れて来たくても、子どもが起きられないケースが多くて、1か月に1~2回来れる程度です。そういう場合、自宅では朝になったら冬でもカーテンを全開にするようにアドバイスはしています。
睡眠障害の光線治療方法ですが、治療用カーボンは3001-3001番、3002-3002番、3001-5000番などを使います。
照射部位は、両足裏部・両足首部・両膝部・ふくらはぎ部または大腿部後面部・腹部・腰部・肩甲骨間部・後頭部・顔面部または前額部。
照射部位が多いので、6台の光線治療器を使って2パターンに分けて当てます。
照射時間は全部で45分~60分。
※コウケントー光線治療の光は12,000ルクスあります。(ちなみに太陽の日差しは10万ルクスです。強力です。)
※強力な光を浴びるほど生体リズムは整いやすく日中覚醒しやすくなりますので、朝起きた時に顔面部だけでも5分~20分の光線照射を行うと、今日1日体が良く動くようになります。