太陽の恩恵①

光線研究 第471号
太陽光は、我々に限りない恩恵を与えてくれます。
太陽光により地球は暖められ、大気が循環し、雲が作られ、雨が降るなど生命にほどよい環境を作り出してくれます。
また、植物は、太陽光によって光合成を行い成長し、酸素を供給してくれます。
我々人間は太陽光によって育てられた植物や、その植物を食べて育った動物などを食糧とし、植物が作り出した酸素を吸って生きていく事ができます。
このように、太陽がなければ人間は生きていくことができません。
しかし、日本においては太陽光が直接的に我々の健康維持や病気の治療と関連づけて考えられることは少ないように思われます。
しかし、古代の人々はすでに太陽光が健康維持や、病気の治療に効果があることを認識していました。
古代エジプト人は太陽神ラーを崇拝し、日光浴を盛んに行っていました。
古代ローマの時代には、自宅にソラリウムという日光浴場がありました。
ギリシャの医聖ヒポクラテスは「太陽は良薬である」といって日光浴によって、痛風・リウマチ・神経痛・皮膚病などの治療に応用したと言われています。
近代においては、20世紀初頭に、結核性疾患の治療に日光療法が盛んに行われていました。
最近では、乾癬のような皮膚病の治療に、日光浴治療ツアーのようなものも実施されています。
では太陽光とはどんな光で、生体にはどのような作用があるのでしょうか。続く・・・
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