光線療法の光、熱エネルギーの抗ガン作用①

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光線研究 第595号
光線療法の光、熱エネルギーの抗ガン作用
1、紫外線によるビタミンD産生とガンの関連は、血中ビタミンD濃度が高いとガン発生率や死亡率が低い(ビタミンDの抗腫瘍作用)。
また、ビタミンD産生増加はカルシウム代謝を是正するので、この改善もガンの発生を抑制する。
2、可視線にはガンによる貧血の改善作用、創傷治癒促進作用、青色光の殺菌作用があり、ガン合併症の改善や予防になる。
3、近赤外線は温熱効果で体温上昇、血行改善を介し免疫機能を強化し抗ガン作用を高める。
また、ガン患者に多くみられる冷えが体温の上昇により改善されると抗ガン剤の副作用の軽減になる。
さらに、近赤外線にはガン細胞の増殖を直接抑制する抗腫瘍作用がある。
光線療法はこれらの総合的作用によりガン治療や再発予防に有益と考えられます。
とくに手術ができない進行ガンでは抗ガン剤の副作用、ガンの浸潤、転移に伴う痛みや倦怠感、食欲不振などが全身状態を悪化させ生活の質が低下します。
このような病状に光線療法は生活の質を高めることで食欲、便通、睡眠を改善し延命につながり、少しでも楽な日常生活を送ることが可能となります。
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