パーキンソン病の方が転倒して打撲した時のコウケントー光線治療の注意点。

パーキンソン病の方が転倒して打撲した時のコウケントー光線治療の注意点。

パーキンソン病の方が転倒した際に腰部、臀部、膝部などを打撲して病院で骨折の有無を検査してもらった後にたんぽぽ光線を受けられることが多いです。

打撲なので3001-5000番や3001-4008番などを使って打撲した部位に光線照射を行えばいいと安易に考えていると、患者さんが辛い思いをすることになり兼ねません。

パーキンソン病の症状の一つに「筋強剛」というのがあり、もともと筋肉がこわばっています。そこに打撲をしてさらに筋肉が硬くなってしまうので、普段通りに光線照射を行うと、照射後に激痛が走ることがあります。

激痛も30分~2時間くらいで治まるのですが、その間はとても辛い思いをします。もう光線なんて懲り懲りと思ってしまいます💦

パーキンソン病の打撲の光線治療は、必ず「集光器を使う」ことです。

照射時間は、1回30分間程度とします。照射回数は1日1回~2回。

治療用カーボンは、3001-3001番、又は3001-3002番でいいと思います。(←穏やかに痛みを鎮静させるカーボンです。)

一般の患者さんの当て方⇩(集光器なしで1時間くらいOK)

パーキンソン病の方の当て方⇩(1号集光器で30分間照射)

早く治してあげたい思いがあっても、反応が強く出ることがありますから、日数をかけてゆっくり治していきましょう。

光線治療3~4回目あたりからは、光線照射後にとっても優しくオイルマッサージを1分間程度してあげると打撲によるこわばりが引いてきます。

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