同じ年齢、同じ性別、同じ体型などであっても「個人差」は大きく影響してきます。
なので同じ骨粗鬆症であっても、骨密度が大きくアップする方もいれば、少しだけしか変化しない方も見えます。
光線の効果をあまり実感できないたんぽぽの患者さんには、光線をたっぷり当てることはもちろんですが、お肉を出来るだけ食べるようにアドバイスをしています。
光線照射によって肌で産生されたビタミンDは血液に運ばれて全身のすべての細胞に届きます。
※すべての細胞はビタミンDを受け入れる受容体を持っています。
もちろん、骨にもビタミンDは届きますが、普段からお肉をあまり食べていない方でアルブミンというタンパク質が正常値より低いと、ビタミンDを運ぶ能力は少なくなります。
その結果、同じように光線治療に励んでいても効果は変わってきます。
これは骨粗鬆症だけではなく、病気に罹った時の免疫力の差にも表れます。
その他のタンパク質もビタミンDを運んでくれますが、アルブミンはその中で一番効率よくビタミンDを全身に届けてくれるため、お肉の摂取をおススメしています。
※お肉なら牛肉、豚肉、鶏肉など何でもOKです。
※お肉と一緒にお野菜を食べると野菜のビタミン類がタンパク質を代謝して、筋肉をいっぱい作ってくれますから、弱った足腰を丈夫にしてくれますよ。