コウケントー光線治療をした後に尿の出は悪くなったという方は、今までに数名見えました。
60代男性で久しぶりに自宅で光線治療をしたら、その後に尿の出は悪くなった。
50代女性で子宮体癌で抗がん剤治療中に知人に勧められてコウケントー光線治療を受けた後に尿の出が悪くなったなどです。
これらは一時的なもので心配はありません。
60代男性の方の場合は、久しぶりのコウケントー光線治療で自律神経の交感神経が高ぶってしまったために起きたものです。光線治療を継続して行っていくうちに自律神経のバランスが整い、副交感神経の活性が復活してきますので、尿の出は以前よりも良くなります。実際に、たんぽぽ光線週1回を4回受けてもらったところ、尿だけでなく、便の出も良くなりました。
50代女性の子宮体癌で抗がん剤治療中の方は、強い冷えがあり副作用もあって体調は良くありませんでした。コウケントー光線治療を受けたことで、血管が一時的に収縮して尿の出を悪くしただけです。彼女の場合はたんぽぽ光線を週2回受けて頂き、1か月後(9回光線治療)に冷えが和らぎ、身体のこわばりが取れたことで尿の出が以前よりもしっかりと出るようになりました。
光線治療を受けて尿の出が一時的に悪くなることは稀ですが起こります。人それぞれに自律神経の反応に強い、弱いがありますので仕方がありません。
❕自律神経の過敏な方のコウケントー光線治療方法は、頭から光線治療を始めることです。通常は両足裏部から順番に光線を当てていきますが、自律神経過敏の方は、まず頭(おでこと後頭部)から光線照射を行い、それから両足裏部→両膝部→腹部→腰部→というふうに当てます。
※血管は冷えの刺激も温かい刺激も両方ともに、一度収縮してから拡張します。自律神経の働きが弱いと、収縮した血管が拡張するのに時間がかかり、その結果尿の出が悪くなったりすることがあります。光線治療を根気に継続していけば、自律神経の強化に繋がり、色々な反応は出にくくなりますから、安心して光線治療をされてください。