光線研究 第590号(転載許可済)
左右咽喉部の照射は、2号集光器を使用して、俗にのど仏の中心部を左右から照射します。
風邪や喘息などによる咳・痰、声がれなどの発声障害、扁桃の腫れ、また、バセドー病や橋本病などの甲状腺疾患の治療に使います。
甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、発育や成長に欠かせないホルモンで、心臓や胃腸の活性化、また全身の細胞の新陳代謝を活発にする作用があります。
従って、左右咽喉部は、発育促進、心臓の強化、食欲増進、体力増強などでも照射することがあります。
頸椎の異常や、首や肩こりの治療の場合は、頚部の左右横から1号集光器を使用して照射することもあります。