虚弱児の光線その2

●消化器症状(小食、便秘、腹痛など)を繰り返す児童
治療用カーボン:3000-5000番、または3001-5000番、1000-5002番を用います。
光線照射部位:両足裏部・両膝部を各5分間、腹部、腰部または左右下腹部を各5分間、左右咽喉部を各5分間。
●立ちくらみ、動悸、朝の寝起きが悪いなどの症状を繰り返す児童
治療用カーボン:3000-5000番、または3002-5000番を用います。
光線照射部位:両足裏部・両足首部・両膝部を各5分間、後頭部または左右咽喉部を各5分間。
時に腰部と腹部を1号集光器を使用して追加照射してもよいでしょう。
●肥満症、軽度情緒障害のある児童
治療用カーボン:3000-5000番、または3002-5000番、3001-5000番を用います。
光線照射部位:両足裏部・両足首部・両膝部を各5分間、腹部、腰部を各5分間、左右咽喉部を各5分間。

実際の治療では、これらの症状がいくつか重複していることが多いので、その場合は治療を組み合わせることになりますが、
一つの治療を続けることにより、他の症状も軽快する例が少なくありません。
これは、可視総合光線療法の予防的治療効果であり、特徴でもあります。
以上のような可視総合光線療法により、症状は改善されてきますが、最低3ヵ月を目安に治療を継続します。
症状の改善は、まず風邪をひきにくくなることが特徴としてあげられます。
これは、自然治癒力の一因子である免疫機能が強化された結果です。
その後は症状により1~2年間、毎日あるいは週に2~3回治療を続けます。
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