パーキンソン病による歩行障害に可視総合光線療法

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光線研究 第578号
パーキンソン病による歩行障害
パーキンソン病は神経変性疾患の一種で、中脳にある
黒質という部分の神経細胞が次第に減少し、その神経
が働くときに使うドーパミンという物質が、減少する
ことにより起こる進行性の病気です。
ドーパミンは脳において、運動の仕組みを調節する働
きを担っているため、これが減少することで様々な運
動障害が出ます。
発病の原因はまだ不明ですが、高齢化に伴い増加して
いることから、脳の老化に関連する病気の一つと考え
られています。
パーキンソン病の症状には、じっとしている時に手足
が震える安静時振戦、筋肉の緊張が強くなる筋固縮や
動き出すまでに時間がかかり動作自体もゆっくりにな
るなどの症状があります。また、歩行開始時に最初の
一歩が踏み出せなくなる「すくみ足」や、歩く時に前
屈姿勢になり、足が高く上がらず早足で歩幅の狭い小
刻みな歩行になったり、突進歩行になるなどの症状が
あります。
治療用カーボン:3002-5000番、1000-3002番、
        4006-4007番を使用。
照射部位:両足裏部・両足首部・両膝部を各5~10
     分間、腹部・腰部・後頭部を各5分間照射。
便秘の症状がある場合、腹部に替えて左右下腹部を照射
する。

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